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世界は何カ国あるのか — 数え方と100カ国訪問

「世界一周で何カ国回った」という話をするには、まず母数と数え方を決める必要があります。 実はこの2つとも、唯一の正解がありません

最終更新:2026年8月6日

195カ国という数字の内訳

一般に「世界には195カ国ある」とされます。この数字の内訳は次のとおりです。

区分内容
国連加盟国193国際連合に加盟している国
国連非加盟のオブザーバー国2バチカン市国、パレスチナ
合計195一般に使われる数字

196〜197とする説

国としての承認基準は国によって異なります。 台湾やコソボのように、国家として承認する国と承認しない国が分かれている地域があるためです。 これらを含めるかどうかで、196カ国あるいは197カ国とする説もあります。

つまり「世界に何カ国あるか」という問いは、 政治的な承認の問題であって、地理の問題ではありません。 旅行者としては、どの基準を採るかを自分で決めてしまえば十分です。

「行った」の数え方を決める

母数以上に人によってばらつくのが、何をもって「その国に行った」とするかです。 代表的な論点は次のとおりです。

  • 空港でのトランジットは数えるか(入国審査を通っていない場合)
  • 陸路で国境を跨いだだけで数えるか
  • 宿泊しないと数えないとするか
  • 海外領土や自治領(グアム、香港など)を別に数えるか
最初に自分ルールを決めておく

どの基準でも構いませんが、旅の途中で基準を変えると数え直しが発生します。 出発前に決めて、記録の付け方も揃えておくと後で困りません。 「入国スタンプが押された国だけ」というのは、判定が明確で扱いやすい基準です。

世界一周で回る国数の目安

世界一周航空券を使った一般的な行程では、訪問国数は30カ国前後が一つの目安になります。 航空券の区間数に上限(一般に最大16区間)があるためで、 それ以上に増やす場合は陸路移動の比率を上げることになります。

逆に言えば、国数を増やしたいなら航空券ではなく陸路の設計が鍵です。 ルート設計の考え方はルートの決め方を参照してください。

100カ国を効率よく回るには

100カ国は、想像されるほど高いハードルではありません。 国が密集している地域を選べば、短期間で数を伸ばせます。

国が密集している地域

地域特徴
ヨーロッパ陸続きで、1日に2〜3カ国またげる(ベネルクス、バルカン半島など)
カリブ海島ごとに国が分かれており、クルーズや周遊フライトで一気に稼げる
太平洋島嶼国フィジー、トンガ、サモアなど、1回の周遊で複数国
中東・湾岸UAE、カタール、バーレーンなど近距離で移動しやすい

効率を上げる方法

  • 陸路の国境越えを使う — バスや鉄道で午前A国、午後B国という日程が組める
  • LCCのハブ空港を起点にする — 周辺国を短期間で往復できる
  • ビザなし・到着ビザの国を先に消化する — 手続きの待ち時間が発生しない(ビザの調べ方
  • 世界一周航空券で大陸間だけ押さえる — 近距離は現地手配に回す(世界一周航空券
国数を目的にすると旅の性格が変わる

国境を跨ぐこと自体が目的になると、1カ国あたりの滞在時間は必然的に短くなります。 「多くの国を見る旅」と「深く滞在する旅」は両立しません。 どちらを取るかで、ルートも予算も期間も変わります。 先に決めておくと、あとで行程を組み直さずに済みます。